Rugby World Cup 2019 を振り返ってみる #1 日本 vs ロシア

Jsportsオンデマンドにて、Rugby World Cup 2019の再配信がされているため、改めて観て振り返ってみたいと思います。

第1試合目 9/20(金) 19:45 KO 日本 vs ロシア

Rugby World Cup での成績

 

 日本:4勝2分22敗 プールステージ敗退(開幕前の世界ランキング:9位)

 ロシア:4戦全敗 プールステージ敗退(開幕前の世界ランキング:20位)

 

開会式は、和太鼓や連獅子や富士山と日本らしい演出で、いよいよワールドカップが始まるんだと高揚感を感じた。それと同時に、始まってしまったということは、1カ月半後には終わってしまうのだと、寂しい気持ちにもなった。

 

さて、日本は開幕前のPNCを3連勝、9/6(金)の南アフリカに敗れたものの上々の仕上がりを見せていた。しかし、2018年のロシアとの対戦では、32-27と接戦となっており、侮れない相手であるが、ベスト8を掲げる日本は、ボーナスポイントを取って勝ちたい相手である。

 

立ち上がり、いきなりキックオフのキャッチミスから始まり、ロシアにラインアウトのチャンスを与えてしまった。このチャンスをロシアは自慢のFWを生かしてラインアウトモールから反則を誘った。再びロシアのラインアウトだったが、ミスで日本ボールとなった。しかし、ロシアのハイパントを日本が取れず、トライを許してしまった(コンバージョンも成功し、0-7)。開幕戦は、やはり全然違う緊張感があるのだろう。

日本もアタックから徐々にリズムを取り戻し、ラファエレのオフロードパスからチャンスを作り、トライを返した(コンバージョン不成功、5-7)。

このままリズムをつかみかけるかと思ったが、再びキックオフキャッチのミスやパスミスが続いた。田村、中村をダブル司令塔として、リーチや姫野等の強いランナーをサイドに配置するポッドを採用し、ゲインを切れるアタックはできているが、トライできない。

前半34分、ラファエレのゲインから流、ムーア、松島とつなぎトライかと思われたが、グランディングのところで、ノックオンとの判定でトライならず。

前半39分、中村からのオフロードパスから松島につなぎトライ(コンバージョンも決まり、12-7と逆転)し、逆転に成功し前半を終える。

 

日本は、フィジカルバトルで負けていないので、自分たちのミスを修正できれば難なく戦えるだろうという感じだった。

 

後半、日本は大きくボールを動かし、ペナルティを得てPGを成功(15-7)。その後、ロシアは、日本のディフェンスの前にキックを蹴るしかなくなってしまい、攻めあぐねているところ、ラピースがボールを奪いそのまま走り切ってトライ(コンバージョンは失敗し、20-7)。ラピースは、2016年にクボタに加入していたときから体を張るいい選手だと思っていたので、日本代表となったときはすごくうれしかった。この人がいなければ、日本代表の躍進もなかったのではないかと思う。

その後、スクラムからのペナルティーから、自陣に攻め込まれるがまたもラピースが相手からボールを奪い危機を脱したが、ペナルティーを与えてしまいPG成功(20-10)。日本もペナルティーを得てPG成功(23-10)。

後半60分を過ぎ、日本のミスは相変わらずだったが、ロシアにも疲れが見えてきた。そして、ロシアのキックミスからつなぎ4トライ目(30-10)でボーナスポイントを得た。もう1トライとれそうな雰囲気だったが、ミスが重なり追加得点とはならなかった。

 

ミスが多い試合で、初戦がサモアだったら、スコットランドだったらと思うと確実に負けていただろう。次のアイルランド戦は、確実に負けると思っていた。。。